携帯電話を使えるようにする

オーストラリアに限らず海外で長期間生活するにあたって確保しておきたいのが携帯電話です。シェアハウスやアパートを探す上でもオーナーと連絡を取る手段として必須になります。また、アルバイトを始めるときや現地で出来た友人との連絡を取る時などいずれ必要になるので、到着後の早い内に携帯電話を使えるようにしたほうが良いです。ここでは、オーストラリアで携帯電話を使えるようにするまでに必要な手順をまとめています。

携帯電話の購入

日本の携帯電話やスマートフォンは、SIMフリーでない場合はオーストラリアでは使えないので、SIMフリーの携帯電話やスマートフォンを買っておくか、現地で買う必要があります。携帯電話をオーストラリアで買う場合は問題ありませんが、日本や海外で事前に買って持っていく場合の注意点として、買う端末がオーストラリアの電話方式、周波数に対応しているかを必ず確認しましょう。対応していないと使えません。

オーストラリアで使う携帯電話の規格

ここではオーストラリアの携帯電話の規格についてメモしていますが、興味ない方は飛ばして下さい。ここで重要なのは、オーストラリアで使う携帯電話はGSM方式で900MHz、1800MHzに対応している必要があるということだけです。以降ではこれについて少しだけ詳しく説明しています。

オーストラリアでは電話方式としてGSM(Global System for Mobile Communications)方式、周波数は900MHz、1800MHzを使います。GSM方式は世界中で使われている電話方式で、対応していないのは日本と韓国ぐらいだそうです。そして同じGSM方式でも、各国によって使用する周波数が違います。以下にオーストラリアとついでに他の国の周波数についてまとめています。

オーストラリア アメリカ カナダ フィリピン
周波数 900MHz、1800MHz 850MHz、1900MHz 850MHz、900MHz、1900MHz 900MHz、1900MHz

なお、GSM方式の900MHz/1800MHz対応の端末をデュアルバンド対応(北米では利用できない)、900/1800/1900MHz対応をトライバンド対応、850/900/1800/1900MHz対応をクワッドバンド対応と呼ぶそうです。もしオーストラリアだけでなく他のGSM方式を採用している国に行く予定がある場合は、多くの周波数に対応しているトライバンド対応、クワッドバンド対応の機種を使うのが良いかもしれません。ちなみに、以下のリンクにGSM方式を採用している各国で使用する周波数一覧が載っています。

GSMネットワーク表 | 比較ナビ

私は、オーストラリア以外にもアメリカやカナダにも行きたいと考えていたので、クワッドバンド対応の機種をセブ留学に行った際にセブで購入しました。購入した端末は以下のSONY tipoです。この機種の購入したのは以下のメリットがあったからです。

  • クワッドバンド対応
  • UMTS、HSDPAという日本のDocomoやSoftbankが使用している規格にも対応しているので日本でも使用可
  • SONYのXperiaなので日本語入力、日本語表示も問題ない
  • スマートフォンにしては電池の持ちが良い。使い方にもよりますが2日は余裕で持ちます。
  • デュアルSIMカード対応(SIMカードを2枚さして、切り替えて使用できる)
  • スマートフォンでありながら価格が15,000円前後(海外で購入する場合。日本で通販を通して買うと、時期によってはもう少し高くなります。)

デメリットとしては、サイズが小さい分、画面も小さく解像度も良くないです。そのため、この端末を使って長時間ブラウジングするのはつらいと思います。また、そもそもオーストラリアだけで使う端末としてはオーバースペックですが、色んな地域で使うための端末を探している方にはおすすめです。主に電話とメールを使い、たまにWiFiにつないでデータ通信する端末としては使う分には全く問題ないです。SONY Tipoは日本では販売していない海外モデルですが、Amazonやその他のネットショップで購入できるみたいです。個人的にはおすすめです。


SIMカードのアクチベーションとリチャージ

携帯電話を使う場合、プリペイドもしくは月額契約のどちらかを選ぶことになります。ただ、月額契約は日本と同様に2年縛りなどがあるので、数年以上オーストラリアに住む人以外は基本的にプリペイドで使うことになると思います。そもそも私はプリペイドしか使ったことがないので、ここでは携帯電話をプリペイドで使うための手順についてメモします。携帯電話をプリペイドで使えるようにするためには、以下の4ステップが必要になります。

  • ステップ1:プリペイド用SIMカードを購入する
  • ステップ2:リチャージバウチャーを購入する
  • ステップ3:SIMカードのアクチベーションする
  • ステップ4:リチャージする

以降に上記のステップ1〜ステップ4をメモします。

ステップ1:プリペイド用SIMカードを購入する

オーストラリアでは、プリペイド用SIMカードを販売している携帯キャリアとして、Telstra、Vodafone、Optusの3つがメジャーです。日本でいうと、Docomo、au、Softbankという感じでしょうか。電波のカバー範囲はTelstraが一番良いみたいです。私はTelstraとVodafoneの両方を使ったことがありますが、私の住んでいる所や行動範囲内では確かにTelstraの方がよく電波入ります。また、TelstraはPM6時〜AM6時までならオーストラリア国内の通話料が無料になるという特典があります。一方で、OptusはOptus同士ならば通話料が無料です。Vodafoneは無料通話が多くついてきます。このように携帯キャリアによって特徴があり、どれが言いとは一概にはいえませんので、どのキャリアを選択するかは好みで良いと思います。

SIMカードは携帯キャリアショップやコンビニ、スーパーでも購入できます。シドニーではコンビニだとセブンイレブンやCity Convenience Store、スーパーだとColes、Woolworthを良く見かけると思いますが、これらのお店ならば大体売っています。ただ、City Convenience Storeは、TelstraやVodafoneのどちらかしかないなど、お店によってばらばらでした。

ちなみにWoolworthでは以下のようにSIMカードが売っていました。プリペイド用SIMカードは、ちゃんとパッケージに「Prepaid」と書いてあるのでわかりやすいと思います。なお、SIMカードを購入する場合は、パスポートなどの身分証明書を提示するよう求められますので忘れずに持って行きましょう。私はCity Convenience Storeで買った時は提示を求められなかったものの、Woolworthで買おうとしたら提示を求められました。
sim_uriba

TelstraのSIMカードのパッケージを以下に載せます。SIMカード単体の価格はどのキャリアでも$2ですが、以下の写真のように、SIMカードとリチャージの両方が付いたSTARTER KITというパッケージならば、SIMカード代の$2が無料でお得です。下の場合だと、リチャージ$30でSIMカードが付いてくる感じです。リチャージについては後述します。
telstra_simpack

SIMカード購入時の注意点として、SIMカードは大きさによって、nano(ナノ)、micro(マイクロ)、full(フル)と3種類あるので、自分の携帯端末がどのサイズであるかを確認して買いましょう。サイズが違うと使えません。ただし、fullというのはオーストラリアでの呼び名です。日本だとまた違う呼び方かもしれないので注意して下さい。以下のサイトに各サイズのSIMカードの画像と大きさが掲載されているので、確認すると良いです。

SIMカードについて | BIGLOBE


ちなみに上の載せたTelstraのパッケージには、「MULTI-FIT SIM」と書かれており、これはfullサイズとmicroサイズの両方のSIMカードに対応なものです。どの携帯キャリアでもMulti FitのSIMはあると思います。
ただし、MULTI FITのSIMは、以下のように単純にfullサイズのSIMカードの内側をくり抜いてmicroサイズにするだけです。
telstra_sim_big_col

好きな携帯キャリアを選択し、自分の携帯電話にあうサイズのSIMカードを購入しましょう。なお、SIMカードを購入するときに、一緒にリチャージバウチャーも購入しましょう。リチャージバウチャーについては次にメモします。

ステップ2:リチャージバウチャーを購入する

リチャージとは、事前にチャージした分を使い切った場合、チャージした分が有効期限を過ぎた場合に追加入金することです。そしてリチャージバウチャーは、リチャージのために入金したことの証明書で、以下の写真のように見た目はレシートです。このリチャージバウチャーに書かれている認証番号を使って、ステップ4ではリチャージします。ちなみに、リチャージバウチャーはコンビニ、スーパー、ガソリンスタンド、携帯キャリアショップなどで購入できます。

vodafone_vouchervodafoneのリチャージバウチャーの写真


リチャージバウチャーを購入するときは「I’d like to recharge」、「Recharge, please」、「Can I have a recharge voucher, please?」とか言えばほとんどの店員さんが理解してくれます。そして、店員さんがプランをどうするか聞いてくるので、どのプランにするかを答えます。キャリアショップ以外で購入する場合は携帯キャリアも聞いてくるので答えましょう。プランとはいっていますが、リチャージする金額がそのままプラン名になっています。そしてプランは携帯キャリアによって異なるので、以降では私が使用したことのあるTelstraとVodafoneの2つについてメモします。このプランによって、リチャージの有効期限も変わってくるので注意が必要です。

Vodafoneのプラン

Vodafoneでは、Prepaidのプランとして、「$10」、「$30」、「$40」、「$50」、「$70」があります。金額が大きいほどデータ通信量や無料通話分が多くなります。この傾向はどこの携帯キャリアでも同じです。詳しくは以下のVodafoneのサイトに載っています。

Recharge option | Vodafone

例として$10、$30のプランについてまとめると、以下の表のようになります。

プラン $10 $30
Flexible Credit(無料通話) $100 $450
データ通信量 500MBまで
国内テキスト料(1通あたり) 30セント 無制限
リチャージの有効期限 7日間 28日間

おそらく、多くの人にとってお得なプランは「$30」だと思います。私は最初プランのことをわかっていなかったので、$10でリチャージしましたが、$10だと有効期限が7日しかないことを知らずにほとんど使わない状態でリチャージが有効期限を迎え無駄にしてしまいました。ちなみに、リチャージの有効期限内にリチャージすれば、残っている分を無駄することなく繰り越されます。ただし、Flexible Credit(無料通話)は繰り越されません。プランは、使用してみてどれぐらい使ったかを基に変えていけばいいと思います。また、携帯キャリアを変えてみてもいいかもしれません。

Telstraのプラン

Telstraは、プランに「$30」、「$40」、「$50」、「$70」、「$100」があります。また、TelstraではPM6時〜AM6時の間はオーストラリア国内の通話料が無料になるという特典があります。詳しくは以下のTelstraのサイトに載っています。

Telstra Pre-Paid Cap Encore | Telstra

例として$30、$40のプランについてまとめると、以下の表のようになります。

プラン $30 $40
Credit(無料通話) $220 $510
データ通信量 400MBまで 600MBまで
国内テキスト料(1通あたり) 29セント 29セント
リチャージ有効期限 30日間 30日間

Telstraでも$30のプランが多くの人にとってちょうど良いと思います。Telstraはカバー範囲が広いのと、PM6時〜AM6時まで通話が無料なのが個人的に大きいのでTelstraを使っています。

ここまででSIMカードとリチャージバウチャーの購入ができたら、次にSIMカードのアクチベーション(有効化)を行います。

ステップ3:SIMカードのアクチベーション

続いてSIMカードのアクチベーションを行います。SIMのアクチベーションの方法としては、

  • 携帯キャリアショップでお願いする
  • 電話で行う
  • Webサイトで行う
  • スマホアプリで行う

の4つがあります。私はWebサイトで行ったので、以下にWebサイトで行う方法を載せます。ただし、この中で一番簡単で楽な方法は、「携帯キャリアショップでお願いする」です。各携帯キャリアショップに行って、「Can I have a SIM card, please」とか言って、自分の携帯電話を見せれば、店員さんがSIMカードのアクチベーションからリチャージまですぐにやってくれます。なので、特に理由がなければ携帯キャリアショップに行くのがいいと思います。

私はそのことを知らず、コンビニでSIMカードを見つけて反射的に買ってしまったのでそのまま自分でSIMカードのアクチベーションとリチャージをやりました。

なお、上記のいずれの方法の場合でもパスポートと住所が必要になります。携帯キャリアショップでやってもらう場合は、パスポートを忘れずに持って行き、住所についてはホテルもしくはシェアハウスの住所をメモしていきましょう。

話を戻してWebサイトで行う方法の手順を載せます。ここではVodafoneの場合についてメモしますが、基本的にどの携帯キャリアでも大体同じだと思います。

手順

はじめにVodafoneのトップページにいきます。
vodafone_top

以下の画像の青線枠内のようにトップページのメニュー内に「My Vodafone」があり、さらにそのプルダウンメニューの中に「Activate Prepaid mobile SIM」という項目があるので、これをクリックします。
sim_act_menu3

すると、以下の画面に移ります。
sim_act1

この画面を下の方にスクロールしていくと、以下のように情報を入力する欄があるので、ここにSIMのアクチベーションに必要な情報を入力していきます。
sim_act2

上の画面の入力項目のうち、
「Mobile number or Activation key」
「Temporary account PIN or Enquiry password」
の2つはSIMカードのパッケージに記載されています。具体的には、パッケージに以下のように記載されています。
写真2つ

「New account PIN」は好きな暗証番号を入力し、「Confirm new account PIN」には確認のためにもう一度同じ暗証番号を入力します。「Please answer this security question」は上の画像に出ているように、「What’s」の答えを入力します。以上を入力したら、次に「NEXT」をクリックして次に進みます。すると、以下のように電話番号を選択する画面が出ますので、好きな番号を選択して次に進みます。ちなみに、「SEE MORE NUMBERS」をクリックすると、他に選択可能な番号の一覧が表示されます。
sim_act3

電話番号を選択して次に進むと、今度は「Personal Details」(個人情報)「Address」(住所)「Identify Yourself」(身分証明)を入力します。まず、「Personal Details」では、以下の項目を入力します。

  • Title : MrかMsかMissかなどを選択します。男性ならMr、女性ならMsで良いと思います。
  • First name、Last name : 名前と名字を入力します。
  • Gender : 性別を選択します。
  • Date of birth : 誕生日の日付、月、年の順に入力します。
  • Alternate contact number : 予備の連絡先を入力します。これは任意なので私は入力しませんでした。
  • Email : メールアドレス。私はGmailのアドレスを入力しました。

sim_act4

以上では、「Alternate contact number」以外は必須の情報になります。続いて、「Address」では以下の情報を入力します。

  • Unit number(任意) : 部屋番号
  • Level(任意): 階
  • Street Number : 通りの番号
  • Street Name : 通りの名前
  • Suburb or City : 都市名
  • Postcode : 郵便番号 (シドニーならば2000です)
  • State : 州名

「Unit number」「Level」は任意なので入力しなくて大丈夫です。例として、シドニーのシャングリラホテルの住所は、「76 Cumberland Street, The Rocks, Sydney, NSW 2000」なので、入力すると以下のようになります。

  • Street Number : 76
  • Street Name : Cumberland Street
  • Suburb or City : Sydney
  • Postcode : 2000
  • State : NSW
  • sim_act5

    「Identify Yourself」(身分証明)では、以下のように選択することができます。身分証明証としてパスポートやクレジットカードが選択できます。私はパスポートを選択しました。選択すると、選択した内容に応じた内容を入力することになります。パスポートを選択すると、パスポート番号、有効期限などを入力する必要があります。
    sim_act6

    最後に、すでに携帯電話番号を持っている場合は、その番号を引き続き使いたいかどうかについて聞かれるので、「No,thanks」にチェックを入れて「Next」をクリックします。これで完了です。
    sim_act8

    あとはリチャージすれば携帯電話が使えるようになります。

    ステップ4:リチャージする

    リチャージは簡単です。リチャージ方法は複数ありますが、簡単なのは電話経由かWebサイト経由です。ステップ2で購入したリチャージバウチャーを使います。ここでは簡単な電話経由で行う方法をVoafoneの場合についてメモします。
    ちなみに電話経由といっても、音声案内通りにPINを入力するだけで終わります。

    手順

    リチャージの手順は、バウチャーに以下のように記載されています。
    vodafone_detail

    なので、記載通り次の手順を踏めば簡単にリチャージできます。

    • 1511に電話をかける
    • 音声案内でPINを入力するよう指示されるので、リチャージバウチャーに書かれているPINを入力する。PINは写真の位置に書かれています。
    • vodafone_pin_mod
    • 音声案内でリチャージして良いか確認されるので1を入力する

    以上でリチャージされます。リチャージがうまくいくと、携帯電話に以下のようなテキストが届きます。

    Your $10.00 CAP is ready to use.Your updated balance is:$100.00 Flexi Credit Expiring 01/01/2014. Account expires 04/01/2015.

    以上で無事に携帯電話が使えるようになります。

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